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英語育児の豆知識
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幼児期からの英語学習にはどんなメリットがあるの?いつから始めるべき?

2022年7月13日

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エイゴホイクパーク編集部

編集長

英語育児に役立つさまざまな情報を、幅広いトピックスでご紹介していきます♪

子どもの将来のために、どんなことをしてあげたらいいんだろう?親御さんにとっては、後回しにすることのできない大切なテーマですよね。

これまで以上に速いスピードでグローバル化が加速する今、子どもの教育の場にも様々な大きな変化が訪れています。その1つが、英語の早期教育の流れ。どんどん世界が身近になっていくにも関わらず、日本人の英語力の低さは世界の非英語圏の国々と比較しても歴然としており、もうすでに英語は「持っているとプラスになるもの」から「持っていないとマイナスになりかねないもの」へと移行していると言えます。

そうした危惧や社会からの需要の高まりを受け、「英語育児」や「幼児英語教育」「早期英語教育」という言葉を目にする機会も増えてきたのではないでしょうか。そこで気になるのが、幼児期から英語を学び始めることにどんなメリットがあるのかですよね。ということで今回は、幼児英語教育において特に注目したいメリットをまとめてみました。

「英語耳」が育ち、ネイティブのような英語発音に近づける!

脳が急速に発達する幼児期は、言語習得の黄金期と言われています。言葉を知らないところから理解し話せるようになる1~6歳の時期は、言語の吸収力も定着率も非常に優れているため、将来のために英語学習を始めるのに最適な時期と言えるのです。

特に「英語耳」を育てるには、この時期は見逃せません。英語耳とは、英語特有の発音や周波数を聞き分けられる聴覚のこと。「RとLの発音の違い」や「子音で終わる単語」の聞き分けなど日本語にはない音が存在したり、そもそも日本語と英語では使用する周波数帯が異なっているため、こうした音に対して幼児期に耳を慣らしておくことがとても重要なのです。

幼児期の子どもたちがネイティブのような英語発音ができるようになるのは、英語耳によって聞こえたとおりにそのままリピートすることができるから。実際に英語保育をされている講師の方や園の現場からは、「ネイティブ講師が聞いても『ネイティブと同じような発音ができている』と言っている」「英語に触れ始めるのが早ければ早いほど、発音がいい!」という声が多数聞かれます。スタートは幼児期の必ず何歳までにという期限はありませんが、できるだけ早いうちから耳にし始めたほうが、英語耳や英語発音の良さへの効果が高まりやすいと考えられています。また英語耳は、英語のリスニング力(聴解力)にもつながるので、将来の総合的な英語力アップにも役立ってくれそうです。

ちなみに大人になってからでは、この英語耳を身につけるのはかなり難しいそう。大人が英語を勉強するのに一番の障壁になっているのは、この英語耳を持っていないことにあると言えます。だからこそ、幼児期に「英語耳」を育ててあげたいですね。

「英語脳」も育てられる!

幼児期では同時に、「英語脳」を育てやすいのも大きなポイントです。英語脳とは、英語は英語のまま理解し、英語で話す時は英語で考える能力のこと。英語は日本語とは構造が全く違うため、英語脳を持っていないと頭の中で一つひとつ日本語に翻訳する作業が行われてしまいます。簡単な文章であっても、特に会話の場面で頭が混乱してしまって上手く話せない…というのはこれが原因です。

日本語に慣れすぎてしまうと英語脳を持つのは大変困難なのですが、幼児期の子どもは、頭で難しく考えることなく、英語を英語のまま自然と吸収していくことができるので「英語脳」も育っていきます。

英語へのハードルを下げられる! 小学校からの英語の授業への対策としても!

幼児期の子どもは日々たくさんのことを学んでいますが、そこに「学習」や「勉強」という意識はありません。ご家庭の中や保育園・幼稚園などの日常生活の中で英語に触れる機会をつくってあげることで、子どもは「日々の中にあるものの1つ」として自然に受け入れ取り込んでいくことができます。

こうした幼児期に英語に触れることで、小学校で「勉強」という概念が芽生える前に英語に慣れておけるため、いざ英語を授業として受ける段階になってもハードルが下がった状態でスタートすることができます。むしろ、「知っている!」「わかる!」という気持ちで臨めるので、そこからの英語学習に対してより積極的に取り組んでいくことが期待できます。

2020年度から学習指導要領の改訂により、英語の授業は小学校3年生から始まり、中学校の英語の授業では自分の考えを英語で発表したり英語でコミュニケーションをとるなど「日常の中で、即興で英語を使えるようになること」が重点に置かれるため、授業のほとんどを英語で行うようにもなります。テストのために暗記することが中心だった親世代の英語の授業とはもう別物で、いかに英語を実際に使えるようになるか、身近なものにできるかがテーマに。これまで以上に「英語への壁をつくらない工夫」が重要な時代だと言えます。

点数を気にせず英語を楽しむことで、将来に大きなメリットが!

また、幼児期における英語学習の素敵なメリットとして、学校のようにテストの点数を気にせずに学べるということが挙げられます。

子どもも親もピュアな気持ちで英語に触れる時間を楽しめ、小さなことでも思いっきり誉めてあげることができます。これが子どもの自己肯定感を育むことにもつながったり、英語を楽しいものとして認識していくことにもつながります。小学校、中学校、高校での英語の授業が苦にならなければ、その分の時間とエネルギーを他の教科や自分の好きなことへたっぷり使っていくことができますね。


※3歳〜5歳児の受け入れを行っている園などでは、子どもたちの英語力の進捗確認や、英語教育カリキュラムを最適にブラッシュアップするための資料とするなどの目的で、英検Jr.や園独自のテストを導入しているケースもあります。

お歌がうたえるようになったり、手遊びができるようになるような感覚で、真似をしながら楽しんで英語を吸収していけるって、本当に貴重なことだと思いませんか?この経験が、子どもの将来の可能性を広げることにもつながってくれたら嬉しいですね。

異文化や多様性を理解する土台が育まれ、グローバル社会における重要な基礎力につながる!

英語に触れることは、ただ言語を学ぶことではありません。言語には歴史や文化が反映されており、表現や文章構造にもその文化圏における言語的性格が表れています。例えば、日本の文化は「和」を重んじることから、日本語ではいさかいを避けるための曖昧な表現や遠回しな表現がよく使われ、行間を読むことも求められます。一方、英語では、はっきりと自分の考えを示したり、先に結論を述べてそこに理由を添えて展開するのがセオリーだったりと、日本語とは真逆。他にも、日本語では日常の中でも尊敬語や謙譲語を単語レベルで使いこなす必要がありますが、英語では日本語ほどの厳しさはなくフランクな表現でジョークやスキンシップを交えながらコミュニケーションをとっていきます。つまり、英語に触れるということは、言語だけでなく、その背景にある文化にも親しんでいくということなのです。

こうした点からも、幼児期から英語に触れ始めるメリットの大きさが伺えます。視野や考え方が狭まってしまう前に異文化や多様性への扉がひらかれるので、こころの発達やアイデンティティの構築にもポジティブな影響を与えてくれます。異文化や多様性を理解するこころの土台が育まれることで、多文化環境があたりまえであるグローバル社会においても、戸惑うことなく共生し、活躍していくための基礎力となるでしょう。

世界言語である英語に触れる環境をつくってあげることで、世界中の様々な文化を背景に持つ人々と出会うきっかけができたり、そこからさらに世界が広がっていくチャンスも生まれます。異文化理解や多様性への寛容さは、勉強として頭で学ぶよりも、体験としてこころで学ぶほうが、より深みのある本物の力になっていきそうですね。

幼児期に英語に触れておくことは、子どもにとっての一生の財産になる。Conclusion

幼児英語教育のメリットについて考えていくと、ただ単に英語という「言語スキル」を学べるだけではないということがわかります。

【幼児英語教育の主なメリット】
●幼児期は言語習得の黄金期
●「英語耳」や「英語脳」を育てられる
●ネイティブのような発音もできるように
●将来的な英語学習へのハードルが下がる
●小学校・中学校・高校での英語の授業が苦にならなければ、その分の時間とエネルギーを他の教科や自分の好きなことへたっぷり使うことができる
●幼児期の英語学習ではテストの点数を気にする必要がないので、子どもも親ものびのびと楽しんで学べる
●異文化や多様性を理解し受け入れるこころの土台が育てられる
●世界中の様々な文化を背景に持つ人々と出会うきっかけができる
●英語を通じて、視野や世界を広げていくことができる
●言語以外の点でも、グローバル社会で生きる重要な基礎力につながる

など、代表的なものをピックアップしただけでもたくさんの魅力的なメリットがあります。もちろん、身につく英語力にも、学びの幅にも、環境や子どもたちの個性によってそれぞれに違いは出てきます。何か1つですべてが身につくわけでもありません。でも、幼児期に英語に触れ始めることで、日本語環境だけでは育むことが難しいこれらのメリットを得るチャンスが広がることは間違いありません。大切なのは、勉強ではなく「日々の中にあるものの1つ」として英語に親しみ、子どもも親も一緒に楽しむこと。それが、幼児期の脳・耳・こころを最大限に活かした学びへとつながっていくでしょう。

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